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第 18 章

成果物・ファイルと成果報告書の確認

成果物と作業ディレクトリの確認

タスク詳細画面の上部に「成果物」ボタンがあります。
ボタンを押すと「成果物を閉じる」の表示に切り替わり、「生成物・作業ディレクトリ」欄が展開されます。
タスクが生成したファイルや、作業中のワークツリーのパス一覧が表示されます。
一覧には、「作業dir · 担当名」「成果物」「納品先 (main)」などの名前と、その場所が並びます。
ホームフォルダは「~」と短く表示されます。
対象となる成果物や作業ディレクトリが1件以上あるときにだけ、この欄が表示されます。
生成物がまだ何もない状態では表示されません。
もう一度ボタンを押すと、いつでも一覧を折りたたんで画面を広く使えます。

作業中のファイルを救出する

タスクが実行中の間は、「生成物・作業ディレクトリ」の見出しの横に「WIP 中(未 commit でもここを開けます)」と出ます。
エージェントが作業を完了してGitコミットを作成する前であっても、途中経過のファイルをその場で確認できます。
作業が途中で止まってしまった場合や、エージェントがどのようなファイルを編集しているかをすぐに確かめたいときに便利です。
「生成物・作業ディレクトリ」の見出しの右側には、「成果物の場所をコピー」ボタンが用意されています。
このボタンを押すと、一覧のすべての場所がクリップボードにコピーされます。
1 行が「名前: 場所」の形です。
場所の部分だけを取り出して、ターミナルやエディタで使います。

ファイルのプレビューとFinder表示

「生成物・作業ディレクトリ」の一覧に表示された各項目をクリックすると、用途に応じた方法で開きます。
項目がディレクトリ(フォルダ)の場合は「Finder で表示」が働き、macOSのFinderでそのフォルダが開きます。
項目が個別のファイルの場合は、アプリ内の画面右側にスライドプレビューパネルが開きます。
プレビューパネルでは、HTMLやMarkdown、各種テキストファイル、差分(Diff)の内容を直接読むことができます。
差分テキストの場合は、追加行が緑色、削除行が赤色で分かりやすく色付け表示されます。
プレビューパネルの左端にある境界バーをマウスでドラッグすると、好みの横幅に自由に伸縮できます。
境界バーをダブルクリックすると、ウィンドウ全体の約75パーセントの基準幅に素早くリセットされます。
パネルの右上にある「✕」ボタンを押すか、キーボードの Escape キーを押すと、プレビューパネルを閉じることができます。
プレビューパネルはファイルの閲覧専用であり、パネル内から直接テキストを編集して保存することはできません。
動画や音声の再生には対応しておらず、対応しているファイル形式はHTML、Markdown、テキスト、差分のみです。

HTML成果物の自動検出とプレビュー

タスク詳細の「Artifact」ボタン(🎨)を押すと、HTML の成果物が自動で読み込まれます。
ボタンや案内の文字は、日本語表示では自動翻訳で出ます。
作成されたWebページやビジュアルレポートを、アプリ内のフレームでそのまま操作しながら確認できます。
探している間は「HTML の成果物を探しています」という趣旨の案内が出ます(英語表示では「Scanning for HTML deliverables…」)。
1 件も見つかっていないときは「まだ HTML の成果物がありません」という趣旨の案内が出ます(英語表示では「No HTML deliverable found yet.」)。
HTML の成果物が 2 件以上見つかったときは、画面の上部に「ファイル一覧」というアコーディオンが出ます(英語表示では「Document files」)。
この見出しをクリックして展開すると、検出されたHTML成果物の一覧がタブとして並びます。
実行中に新しくできた成果物のタブには、「new」にあたる小さな印が付きます。
タブをクリックして切り替えることで、複数の画面やドキュメントを素早く見比べることができます。
ボタン「↻」(英語表示では「Rescan」)を押すと、もう一度探し直します。

作業ログでの変更差分の確認

タスク詳細の「作業ログ」タブを開くと、エージェントが実行した1手ごとの作業内容がブロック単位で時系列に並びます。
ファイルを編集した作業ブロックのヘッダーには、「+N -N」という形式の差分バッジが表示されます。
緑色のプラスの数値が追加された行数を表し、赤色のマイナスの数値が削除された行数を表します。
1行も削除されていない追加のみのファイルであっても、「+126 -0」のように両方の数値が表示されて変更の規模を把握できます。
この差分バッジにマウスカーソルを合わせると、「追加 N行 / 削除 N行」という説明のツールチップが表示されます。
作業ブロックをクリックして詳細を展開すると、行番号付きの差分表示で具体的な変更箇所を1行ずつ確認できます。
作業中に生成されたスクリーンショットなどの画像データは、アプリの動作を軽く保つために外部ファイルへ退避されます。
画像が退避された作業ブロックには、「外部保存」というバッジが表示されます。

マージ差分の一括点検

タスクが完了してマージの確認段階に入ると、タスク詳細に「差分あり(要件定義を含む)」というアコーディオンが現れます。
作業によるファイル変更が何もない場合は、「差分なし(要件定義を含む)」と表示されます。
「差分あり(要件定義を含む)」をクリックして開くと、タスク全体の変更をまとめた点検画面が表示されます。
変更されたファイルの一覧(英語表示では「Changed files」)が出て、その横に変更ファイルの件数が出ます。
まだ 1 件も見つかっていないときは、見つかっていない旨の案内が出ます(英語表示では「No changed files or deliverables yet.」)。
一覧から目的のファイル名をクリックすると、右側のメイン領域に変更差分のテキストやHTML、Markdownのプレビューが表示されます。
変更ファイルの一覧とプレビューを照らし合わせることで、意図しないファイルの混入や壊れた変更がないかをマージ前に確実に点検できます。

成果報告書を開く

タスク詳細画面の上部には、「成果報告書」ボタンが配置されています。
このボタンを押すと「成果報告書を閉じる」に切り替わり、画面の大部分を使って成果報告書ビューが展開されます。
成果報告書は、要件定義で定められた理想の画面イメージと、実際にPlaywrightなどで撮影したブラウザスクリーンショットを照合した検証レポートです。
タスクが開始された直後などで報告書がまだ作られていない場合は、「成果報告書はまだ生成されていません」と表示されます。
バックグラウンドで成果報告書を探している最中は、「成果報告書を検索中…」という案内が表示されます。
最新のファイルを探し直したいときは、ツールバーの「再スキャン」ボタン(↻)を押します。
マージの判断を行う画面(詳しくは「確認待ちの判断」)でも、この成果報告書が自動的に表示され、承認の判断材料として活用されます。

成果報告書のテキストコピーと画像の拡大

成果報告書の右上には、「成果報告書をコピー」ボタンが用意されています。
このボタンを押すと、表示されている成果報告書の内容がクリップボードにコピーされます。
HTMLタグや装飾スクリプトが自動的に除去され、きれいなプレーンテキストとして取り出されます。
チャット欄に報告の要約を貼り付けたり、外部の作業メモやチケット管理システムに報告内容を転記したりする際に役立ちます。
成果報告書の中に掲載されているスクリーンショットなどの画像をクリックすると、「画像の拡大表示」ダイアログが全画面で開きます。
縮小表示では見づらい画面の細部や、文字のレイアウト崩れがないかを拡大してじっくり確認できます。
拡大ダイアログの右上にある「閉じる」(×)ボタンを押すと、通常の表示に戻ります。
ダイアログの外側の背景部分をクリックするか、キーボードの Escape キーを押しても閉じることができます。

成果証拠の不整合と証拠の再収集

成果報告書を開いたときに、「成果証拠の不整合: ... 証拠を再収集してください。」という赤い警告が表示されることがあります。
これは、画面に表示されている報告書HTMLと、内部で保存された証拠JSONデータの判定が食い違っている場合に発生します。
たとえば、統合担当以外のエージェントの作業結果が誤って混入した場合や、報告書の文面と判定結果が矛盾している場合です。
不整合が検知されている間は、誤った成果物をマージしてしまう事故を防ぐため、安全装置として承認操作が行えないよう保護されます。
この警告が出た場合や、最新のテスト結果を反映した報告書に更新したい場合は、「証拠を再収集」ボタンを押します。
ボタンにマウスを合わせると、「一次情報を再収集して成果報告HTML/JSONを保存します」という説明が表示されます。
ボタンを押すとボタンの表示が「報告書を生成中…」または「再収集中…」に変わり、最新の証拠データ収集と報告書の再生成が行われます。
処理中や、報告書の場所がまだ決まっていない間は、ボタンが押せない状態になります。
証拠の再収集が完了し、HTMLとJSONの整合性が確認されると警告が消え、安全にマージの確認に進むことができます。